07/5/24

出版社と読者

カテゴリー: - okano @ 16:19:30

書店と読者の関係はいろいろでしょうが、小さな書店では、このコラムで兼業社長さんが投稿し書かれているように、書店の方と読者は顔の見える関係のようです。小さな書店の主は、そこに来るお客さんがどんな本が好きで、どのくらいの金額の本までなら買ってくれるかというようなことを把握しているようです。

実は、学術系の小さな出版社でも、読者と顔の見える関係を作っております。私の会社の場合、年間30回くらいの学会で図書の展示販売を行っております。これは、販売が目的ではなく(販売額もたかが知れています)、読者がどのような傾向の本を求めているか、今の学問のトレンドはどのようものか、というようなことえお調べるいわばマーケティング調査のようなものです。

毎年学会へ行っていると、それこそ顔なじみの方がたくさんできます。また、著者が読者になり、逆に学会のたびに買ってくれている読者が著者になるなんてことも日常茶飯事です。ただ、いくら顔なじみになっても、出版社の人間が学会で、読者である研究者にめぐりあうのは、概ね年に1回です。織姫と彦星の年1回の逢瀬ではないですが、そんな非日常の関係なのです。専門書の読者である研究者の日常は、ご自分が所属する大学の生協書籍部であるとか、比較的専門書を多く置いている書店さんでの図書購入だと思います。

ブックメール倶楽部をはじめてから、学会に来られる方々の日常的な図書購入をサイトを通じ、お手伝いできるようになりました。現在、学会に来られている研究者の方々にブックメール倶楽部の新刊情報のメールマガジンの登録をしていただいております。私の会社は言語学系の出版社ですので、相当な人数の言語学の研究者の方にメールマガジンをご登録いただいております。メールマガジンは嫌いでRSS配信をご希望の方も多いので、このサイトの情報を、メールマガジン、RSS,サイトへの訪問で見ている言語学の研究者は相当な数になっています。

サイトへの登録も「言語」関係の本が多いため、ブックメール倶楽部は言語系のユーザーが多いですが、その次は、文学研究の書籍の登録数が多く、最近、増加傾向にあります。そこで、先週の20日の日曜日、國學院大學で行われた「中古文学会」へ行ってまいりました。用意したチラシはあっという間になくなってしまい、メールマガジンへも多数ご登録いただきました。今後も色々な学会に顔を出してみようと思っております。


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