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商品名

紹介文

百首の歌の丁寧な解説と、〈光琳かるた〉などの絵画や、光悦や遠州が残した書をヴィジュアルに紹介するとともに、成立期の時代背景や藤原定家の選歌基準にまつわる謎にも迫る決定版。

昭和二十年代から今日に到るまで、百人一首の研究は飛躍的に進展した。しかし歳月の経過とともに、重要でありながら参照することが困難な論文が増加している。本書はこれら百人一首の研究史において必要不可欠な論文三十七編を集成し、編者による解説を付し、今後の研究への糧となるべく編纂されたものである。

本書は、藤原定家の撰歌意識・解釈を基本に据えて歌を解釈することで、従来とは大きく異なる百人一首の世界を紡ぎだしている。ここで初めて掘り起こされ、光をあてられたものも多くあり、まさに「新研究」と呼ぶにふさわしい本である。

中世から現代までの百人一首の注釈書六八八点を収録した略解題。各注釈書を成立年代順に配列し、書名・別称・成立・著著・備考・伝本・影印・翻刻・論文の項にて紹介。「注釈史概説」「参考文献一覧」「書名索引」を付す。

底本には古活字十行本系写本を使用。注釈には本文異同、落窪物語とのかかわり、特殊表現の指摘、歌語の徹底調査などを盛り込む。また、詳細な研究文献目録付。

『伝註』は、江戸中期、尾崎雅嘉の書。はじめて自筆稿本を全文翻刻。『『伝心録』は、興隆和尚がまとめた百人一首の口伝集成。「諸抄目録」の中には現存しない書名もあり、百人一首研究上貴重。宮内庁蔵を翻刻。

古典文学の舞台となった近畿地方に関連する文学作品を、ジャンル・時代をもとに編集。作品を抄出して頭注を付し概説を添える。

平安時代の散文の全ての分野を網羅し、その中から主要な作品を厳選。各作品は物語の系譜・日記文学・説話の世界・随筆文学・歴史物語・貴族の生活に分けて収録、頭注の他、年表、作品解説、地図、什器・調度など図版も添えた。

和歌の意味や成り立ちを、まんがでわかりやすく説明。コラムもあり、百人一首を楽しく理解できる。歌の覚え方や遊び方も紹介。

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