ISBN:978-4-89476-657-0 C3080 |
げんごこういとちょうせいりろん ひつじ研究叢書(言語編) 第110巻 言語行為と調整理論 |
定価(税込) : ¥9,020 |
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著作者よみ : | くぼすすむ |
著者名 : | 久保進 著【著書を検索】 | |
出版社 : |
ひつじ書房
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発売日 : | 2014年2月27日 | |
ジャンル : | 談話・言語行動 | |
判型A5/496頁 |
本書では、調整理論によって補強された新たな言語行為論を構築するとともに、会話の理論へのサールの懐疑的理由に対する反駁を通して、サールが会話の理論に対して求める「単独の発語内行為の理論と同程度の厳密さ」を備えた会話の理論を提案している。この会話の理論は、従来の言語行為論と異なり、情報伝達的会話のみならず調整的会話の構造や志向性との関係、そして、会話の流れをも説明することができる一般理論である。
目次
はじめに第1章 序論 言語行為
第2章 調整と調整行為
第3章 合致と調整の方向
第4章 会話の成功条件と充足条件と調整
第5章 志向性と調整
第6章 「世間」という会話の背景における調整行為「遠慮」
第7章 まとめと展望
参照文献
人名索引
事項索引
著者略歴
松山大学教授。博士(言語文化)。〈主な著書〉The Semantics/Pragmatics Interface from Different Points of View(Elsevier Science、1999、共著)、Essays in Speech Act Theory(John Benjamins、2002、共編)、『認知科学辞典』(共立出版、2002、共著)、『発語内行為の意味のネットワーク』(晃洋書房、2002、編著・共著)、『応用言語学事典』(研究社、2003、共著)。
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