本巻は、「大乗院寺社雑事記」の研究を通して得られたさまざまの分野の論文を収録している。中央政権と関わりの深い公家・守護・国人の動向、荘園史、大和国における職人と身分、歴史文学、連歌などの寺院における芸能と文化、寺院と寺僧の組織論、歴史地理など、会員がこの数年取り組んで来た新分野の研究成果が現われている。
ISBN:978-4-7576-0578-7 C3321 |
だいじょういんじしゃぞうじきけんきゅうろんしゅうだいよんかん 大乗院寺社雑事記研究論集第四巻 |
定価(税込) : ¥7,700 |
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著作者よみ : | だいじょういんじしゃぞうじきけんきゅうかい |
著者名 : | 大乗院寺社雑事記研究会 編【著書を検索】 | |
出版社 : |
和泉書院
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発売日 : | 2011年2月25日 | |
ジャンル : | 日本史(中世) | |
判型A5/271頁 |
目次
序に代えて 大乗院寺社雑事記研究会南都綱所について 森川英純
足利義材側近の公家、葉室光忠とその時代 湯川敏治
長禄・寛正期の畠山氏の内訌―古記録と物語、それぞれのあり方― 瀬戸祐規
和泉守護所の位置を探る 森田恭二
大和宇陀郡国人の動向―秋山・沢氏を中心に― 森田恭二
『大乗院寺社雑事記』に見る中世奈良の諸職人 森田恭二
『大乗院寺社雑事記』にみる環濠集落 金井 年
『大乗院寺社雑事記』に見る連歌興行(四)―文明十年(一四七八)〜文明十九年(長享元年 一四八七)― 鶴崎裕雄
十五世紀中期の茶の湯と連歌―『経覚私要鈔』を中心に― 小林善帆
永島福太郎先生追訃
恩師永島福太郎先生を偲ぶ 森田恭二
永島福太郎氏の訃・永島福太郎先生に叱られた話 鶴崎裕雄
編集後記 片山須香子
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