書籍検索HOMEへ

検索結果

ISBN:978-4-7576-0905-1 C0095

はじめてのこひつぎれ

はじめての古筆切

定価(税込) : ¥1,944
表紙 著作者よみ : ひびのひろのぶ 
著者名 : 日比野浩信 著著書を検索
出版社 : 和泉書院 近刊を見る】【新刊を見る】 【出版社web
発売日 : 2019年4月12日
ジャンル : 日本文学研究全般
判型A5/144頁
古筆切は、いわば見過ごされてきた重要資料である。故に古筆切を加味して伝本・本文を再検討する必要があり、今後もより注意が向けられるべきであろう。数多くの古筆切が紹介され、誰でも手軽に古筆切に触れられるようになった平成という時代は、国文学研究における古筆切利用の定着期といえよう。とはいえ、まだどこか縁遠いもののように感じられたり、いざ手にしてみても、どう扱ってよいのかがよくわからない、などという声も耳にする。そこで本書では、古筆切を取り扱う際に前提となる事柄や、どのようなことに着目すればよいのかなどについて、手順を踏んだ解説を試みた。一葉の古筆切を皮切りに、連鎖的に関連資料を提示しながら理解を深めようとする、実践古筆学でもある。
 古筆切学習以外にも、変体仮名解読・文献学演習・調査実習など幅広い利用が可能である。何より、カラー図版を眺めながら、書と文学の融合たる古筆切の世界を楽しんでもらいたい。

目次

はじめに
古筆切とは 
古筆切の価値 
はじめの一葉
 伝二条為重筆 道也切(『新古今集』)
A伝称筆者
 極め札/伝後伏見院筆 広沢切(『伏見院御集』)
B切名
 古筆名葉集/伝平松時庸筆 四半切(『古今集』)/伝玄作筆 四半切(『古今集』)/伝民部卿局筆 秋篠切(『後撰集』)
C書写内容
 伝清水谷実秋筆 持明院切(『後拾遺集』)/伝二条為氏筆 四半切(『八代集抄』)/伝世尊寺行尹筆 巻物切(『和漢朗詠集』)/伝藤原清輔筆 四半切(『万葉集』)/伝二条為定筆 四半切(『拾遺愚草』)/伝後崇光院筆 四半切(『六百番歌合』)/伝藤原為家筆 四半切(『八雲御抄』)/伝宗全筆 四半切(『愚問賢注』)/伝二条為氏筆 四半切(『伊勢物語』)/伝後光厳院筆 六半切(『源氏物語歌集』)/伝後光厳院筆 四半切(『建礼門院右京大夫集』)/昭和美術館蔵 伝津守国夏筆本(『建礼門院右京大夫集』)
(1) 切の大きさ
(2) もとの形態
 伝二条為忠筆 八半切(『古今集』)/伝後光厳院筆 巻物切(『源氏物語』)/伝小倉実名筆 四半切(『金葉集』)
(3) 書写形式
 伝藤原清範筆 西山切(『新古今集』)/伝二条為定筆 六半切(『千載集』)/伝寂蓮筆 六半切(『新勅撰集』)/伝藤原清輔筆 六半切(『新古今集』)
(4) 料紙
 伝素眼筆 大四半切(『古今集』)/伝阿仏尼筆 鯉切(『僻案抄』)/伝二条為重筆 四半切(未詳歌集)/伝二条為明筆 六半切(『狭衣物語』)/伝後二条院筆 藤波切(『八雲御抄』)/伝藤原清範筆 西山切(『新古今集』)/伝二条為重筆 巻物切(『和漢朗詠集』)/伝二条為世筆 四半切(『詞花集』)/筆者未詳 四半切(『勅撰名所和歌抄出』)
(5) 名葉集での記述
(6) 伝称筆者の人物像
(7) 伝称の当否
 伝道澄筆 四半切(『三体和歌』)/道澄短冊/伝二条為親筆 島田切(『続千載集』)/二条為親短冊/伝一条兼良筆 大四半切(『歌林良材抄』)/伝一条兼良筆 大四半切(『後撰集』)/伝一条兼良筆 藤川日記切(『藤川日記』)/伝一条兼良筆 大四半切(『新続古今集』)/伝尭孝筆 仏光寺切(『新続古今集』)/ 尭孝短冊/伝飛鳥井雅世筆 巻物切(『新続古今集』)/飛鳥井雅清(=雅世)短冊
(8) 書写年代
 伝後鳥羽院筆 水無瀬切(『新古今集』)
(9) 本文上の特色
 伝二条為忠筆 六半切(『拾遺集』)/伝二条為貫筆 四半切(『歌枕名寄』)
(10) その他の特色
 伝兼好法師筆 四半切(『新古今集』)/伝二条為明筆 六半切(『新古今集』)/筆者未詳 六半切(『新古今集』)/伝甘露寺光経筆 八坂切(『新古今集』)/伝民部卿局筆 四半切(『新古今集』)
(11) ツレ
 伝藤原兼実筆 中山切(『古今集』)/伝藤原顕輔筆 鶉切(『古今集』)/伝弘融筆 四半切(『古今集』)/伝弘融筆 四半切(『古今集』)/伝世尊寺行俊筆 長門切(『平家物語』)/伝世尊寺行俊筆 長門切(『平家物語』)/伝後伏見院筆 桂切(『風葉集』)/伝光厳院筆 六条切(『八代和歌抄』)/伝光厳院筆 六条切(『八代和歌抄』)/伝中山定宗筆 国栖切(『道玄家集』)/伝寂恵筆 石見切(『古今集』)/伝寂恵筆 四半切(『千載集』)/伝冷泉為益筆 四半切(『新勅撰集』)/伝冷泉為益筆 四半切(『新勅撰集』)/伝冷泉為益筆 四半切(『新勅撰集』)/伝東常縁筆 建仁寺切(『拾遺集』)/伝東常縁筆 小四半切(『拾遺集』)/伝杲守筆 四半切(『玉葉集』)/伝杲守筆 四半切(『玉葉集』)/伝顕昭筆 簾中切(『伏見院三十首』)模写/伝顕昭筆 簾中切(『伏見院三十首』)/伝顕昭筆 簾中切・同模写(『伏見院三十首』)拡大/伝兼空筆 下田屋切(『松花集』)/伝兼空筆 下田屋切(『松花集』)模写/伝藤原家隆筆 六半切(『承元四年粟田宮歌合』)/伝葛岡宣慶筆 小四半切(『公経家集』)/伝仲顕筆 四半切(『拾遺抄』)/伝藤原為家筆 大四半切(『源氏物語』)
(12) 価値・評価

釈文  
作品索引・切名索引・筆者索引

著者略歴

愛知淑徳大学・愛知大学・京都女子大学ほか非常勤講師。博士(文学)。
中古・中世の和歌・歌学を中心に、古筆切を視野に入れた文献学的研究を主とする。
編著書に『久邇宮家旧蔵俊頼無名抄の研究』(未刊国文資料刊行会)、『志香須賀文庫蔵顕秘抄』(和泉書院)、『校本和歌一字抄』(共編・風間書房)、『古筆切影印解説IV十三代集編』(共著・風間書房)、『二条為氏と為世』(笠間書院)、『歌びと達の競演』(共著・青簡舎)、『慶安手鑑』(共著・思文閣出版)など。

この本を購入する
紀伊国屋書店 / amazon / 楽天ブックス / ブックサービス(クロネコヤマト) / e-hon / j-book / Honya Club / ジュンク堂 / bk1 / ライブドアブックス / セブンネットショッピング
書店の店頭在庫の確認
紀伊國屋書店新宿本店 / ジュンク堂書店池袋本店 / 旭屋倶楽部 / 三省堂書店・岩波ブックセンター
海外からのご注文は
日本出版貿易

このページのトップへ