英語のフレーズが生まれ、定着する過程を徹底究明!
現代英語に観察される定型表現に焦点を当て、コーパスのデータをもとに、意味論、形態論、音響音声学の3つの側面からアプローチを行なう。ある語と語の組み合わせが定型表現になるための形成方法、形成タイプ、過程、条件、ストレスパタンルールを提示し、定型表現研究に体系的枠組みを与えることを目指す。
ISBN:978-4-327-40170-2 C3082 |
えいごていけいきょうげんけんきゅうのたいけいかをめざして 英語定型表現研究の体系化を目指して - 形態論・意味論・音響音声学の視点から |
定価(税込) : ¥4,400 |
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著作者よみ : | いのうえあい |
著者名 : | 井上亜依 著【著書を検索】 | |
出版社 : |
研究社
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発売日 : | 2018年12月17日 | |
ジャンル : | 文法 | |
判型A5/320頁 |
目次
第1章 本書で扱う英語定型表現研究――目的・問題・研究手法・データ・概念第2章 「-ed形」から「Φ形」への移行による複合語化――a pirate versionを中心に
第3章 複合前置詞として機能する新しい定型表現――until to, up until to, on against, in and out, in toを対象として
第4章 補文構造の画一化――it looks that節を例として
第5章 新しい相関接続詞――though A but Bと類似の表現
第6章 新しい定型表現――in and of itselfとin and of
第7章 法助動詞から名詞への転換――a should, a ought, shoulds and oughtsなど
第8章 画一化された定型表現――人・物を表すthose that
第9章 仮定法wereの変化――定型表現as it wereからas it wasへ
第10章 既存の枠組みの説明を超えた定型表現――the way howを例として
第11章 英語定型表現への道――形成方法、形成タイプ、形成過程、形成条件、ストレスパタンルール
著者略歴
井上亜依(いのうえ あい) 防衛大学校総合教育学群外国語教室准教授。博士(言語コミュニケーション文化)。専門はフレイジオロジー。著書に Present-Day Spoken English: A Phraseological Approach, 共著に『21世紀英語研究の諸相――言語と文化からの視点』、『英語定型表現研究――歴史・方法・実践』など。![]() |