英文法を構成する「核」と「周辺」
文法とは様々なルールの集積である。本書は、英文法が、「核」となる構文(=基本形)と、そのまわりにある「周辺」的な構文(=変種)の寄せ集めで構成されていることを明らかにする。取り上げた構文は、同族目的語構文、動作表現構文、使役構文、半動名詞構文など。これらの構文について、コーパスをはじめとする言語資料を活用し、その実態を実証的に探り出す。さらに、こうした英語学の研究が、英語教育にいかに貢献できるかについても触れる。
ISBN:978-4-327-23802-5 C3382 |
ことばのきそにどうしとこうぶん 英文法を解き明かす――現代英語の文法と語法2 ことばの基礎2 動詞と構文 |
定価(税込) : ¥2,530 |
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著作者よみ : | うちだせいじ/やぎかつまさ/やすいいずみ |
著者名 : | 内田聖二/八木克正/安井 泉 編【著書を検索】 | |
大室剛志 著【著書を検索】 | ||
出版社 : |
研究社
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発売日 : | 2018年8月22日 | |
ジャンル : | 文法 | |
判型A5/210頁 |
目次
第1章 基本形と変種第2章 自動詞と同族目的語構文
第3章 自動詞と動作表現構文
第4章 自動詞とOne’s Way構文
第5章 他動詞と使役構文
第6章 他動詞と半動名詞構文
第7章 他動詞と構文イディオムYou scared the living daylights out of me.
第8章 他「動詞」’d rather +S構文
第9章 結語
著者略歴
大室剛志(おおむろ たけし) 名古屋大学大学院文学研究科教授。1986年、筑波大学大学院文芸言語研究科博士課程単位取得退学。2000-2001年、ハーヴァード大学言語学科客員研究員。専門は、生成文法、動的文法理論、概念意味論。著書に、『入門 生成言語理論』(共著、ひつじ書房、2000年)、『意味論』(共著、朝倉書店、2012年)、『概念意味論の基礎』(開拓社、2017年)ある。![]() |