コーパスを使った語法文法研究の実際
語法・文法・構文研究上で今や欠かせないツールとなった大規模な電子コーパス。本書では、副詞、コロケーション、周辺的な構文、自由関係詞whatや最上級形の語法などを例に、コーパスを用いた英語研究の実際を解説する。コンピュータにどのような的確な指示を与え、またその結果得られた結果を言語学的にどう分析するか。コンピュータと「対話」する力の必要性を強調する。
ISBN:978-4-327-23810-0 C3382 |
ことばのじっさいにこーぱすとえいぶんぽう シリーズ 英文法を解き明かす 10.ことばの実際2 コーパスと英文法 |
定価(税込) : ¥2,750 |
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著作者よみ : | うちだせいじ/やぎかつまさ/やすいいずみ |
著者名 : | 内田聖二/八木克正/安井泉 編【著書を検索】 | |
滝沢直宏 著【著書を検索】 | ||
出版社 : |
研究社
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発売日 : | 2017年8月24日 | |
ジャンル : | 文法 | |
判型A5/250頁 |
目次
第1部 コーパスと語法文法研究:コーパスの利用意義と利用の方法論第1章 語法文法研究のための資料としてのコーパス
第2章 コーパス利用の方法
第2部 -ly副詞の語法文法
第3章 接尾辞-lyと-ly副詞
第4章 -ly副詞とそのパターン
第3部 コーパスとコロケーション研究
第5章 コロケーションの定義と種類
第6章 有益なコロケーションを認定するための統計値
第7章 MI-scoreとt-scoreの利用によるコロケーションを認定
第4部 文法・構文研究とコーパス
第8章 現代英語における周辺的な構文(1):SOV構文
第9章 現代英語における周辺的な構文(2):ABC構文
第10章 自由関係代名詞whatがつくるパターンと微妙な英語表現
第11章 最上級形を巡る語法・文法・表現
著者略歴
滝沢直宏(たきざわ なおひろ) 筑波大学で文学修士号(英語学)を取得後、渡米。イリノイ大学言語学科博士課程修了(言語学Ph.D.取得)。名古屋大学を経て、現在、立命館大学言語教育情報研究科教授。専門は、コーパスを利用した現代英語の語法、文法、構文研究。コーパスを言語研究に活かすための方法論研究。単著に『コーパスで一目瞭然』(小学館、2006年)、共著に『コーパスと日本語教育』(朝倉書店、2016年)、『コーパスと英文法・語法』(ひつじ書房 、2015年)、『21世紀英語研究の諸相』(開拓社、2012年)、『言語研究の技法:データの収集と分析』(ひつじ書房、2011年)ほか。![]() |