「文をつなぐ」接続現象の多様で豊穣な世界
「文をつなぐ」接続表現と構文の特性を、小説、新聞、映画の台詞等の生きたデータの丹念な観察と実証的な分析を通して明らかにする。話し手の心を映し出す接続表現や、情報の関連づけや橋渡しをする接続表現、聞き手の理解に負担をかけないための接続表現はもちろんのこと、「文をつながない」、すなわち発話を終結する表現をも取り上げた。英語話者の発想とものの捉え方を接続現象から解き明かす!
ISBN:978-4-327-23803-2 C3382 |
だんわのことばいちぶんをつなぐ シリーズ 英文法を解き明かす 3 談話のことば1 文をつなぐ |
定価(税込) : ¥2,530 |
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著作者よみ : | うちだせいじ/やぎかつまさ/やすいいずみ |
著者名 : | 内田聖二/八木克正/安井泉 編【著書を検索】 | |
大竹芳夫 著【著書を検索】 | ||
出版社 : |
研究社
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発売日 : | 2016年7月21日 | |
ジャンル : | 英文法 | |
判型A5/242頁 |
目次
第1章 文をつなぐ第2章 文をつながない
第3章 話し手の心を映し出して文をつなぐ
第4章 聞き手の理解に負担をかけずに文をつなぐ
第5章 場面や文脈情報と関連づけて文をつなぐ
第6章 情報の橋渡しをして文をつなぐ
第7章 結語 ― 英語ということばをあらためて見つめ直す ―
参考文献
著者略歴
大竹芳夫 (おおたけ よしお) 1965年新潟市生まれ。筑波大学第一学群人文学類卒業。筑波大学大学院教育研究科教科教育専攻英語教育コース修了。教育学修士。博士(応用言語学)。文部科学省在外研究員(米国ハーバード大学言語学科客員研究員)等を経て、現在、新潟大学教授(教育研究院人文社会・教育科学系)。"Semantics and Functions of the It is that-Construction and the Japanese No da-Construction." (MIT Working Papers in Linguistics. 43. 米国マサチューセッツ工科大学, 2002), 『「の(だ)」に対応する英語の構文』(くろしお出版, 2009)など論著多数。![]() |