ISBN:978-4-7647-1154-9 C1098 |
じょんぶらうんのしかばねをこえて ジョン・ブラウンの屍を越えて - 南北戦争とその時代 |
定価(税込) : ¥2,970 |
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著作者よみ : | まつもとのぼる/たかはしつとむ/きみづかじゅんいち |
著者名 : | 松本昇/高橋勤/君塚淳一 編著【著書を検索】 | |
出版社 : |
金星堂
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発売日 : | 2016年3月25日 | |
ジャンル : | 世界史(アメリカ他)・アメリカ文学研究 | |
判型四六判/356頁 |
過激な奴隷制廃止論者として知られるジョン・ブラウンの晩年を中心に、彼と関係する人たちと当時の精神的・政治的風土、そして彼が後世に与えた影響を照射した書物である。
目次
はしがき(松本 昇)第1章 ハーパーズ・フェリーから南北戦争へ
序
1. 「ジョン・ブラウンの屍」という歌 (松本 昇)
2. 妻メアリー・ブラウンのハーパーズ・フェリー(宮井 勢都子)
3. ジョン・ブラウン、ヒギンソン、ディキンスン (東 雄一郎)
4. 「リパブリック讃歌」とジュリア・ウォード・ハウ (西垣内 磨留美)
5. 潜航するジョン・ブラウン― ジュール・ヴェルヌの南北戦争(馬場 聡)
コラム1 映画の中のジョン・ブラウン(伊達 雅彦)
コラム2 チャールズ・ディケンズと南北戦争 (山本 まゆみ)
第2章 ニューイングランドの風土
序
1. 死の修辞学(高橋 勤)
2. ラルフ・ウォルド・エマソンと奴隷解放運動 (小倉 いずみ)
3. リディア・マリア・チャイルド『ジョン・ブラウン書簡』からの一年 ―理想主義からリアリズムの想像力へ(上野 和子)
4. 世界改良のアメリカンドリーム
―『セプティミアス・フェルトン』再読(??尾 直知)
5. 最近のメルヴィル批評におけるジョン・ブラウン(福士 久夫)
コラム3 ジョン・ブラウンの意志を継ぐ
―奴隷叛乱教唆の襲撃から黒人部隊指揮の戦争へ(白川 恵子)
第3章 ジョン・ブラウンの反響
序
1. W・E・B・デュボイスによる伝記『ジョン・ブラウン』 ―ブラウンは「殉教の聖人」か「狂信的過激奴隷廃止論者」なのか?(君塚 淳一)
2. 南部作家とジョン・ブラウン ―ロバート・ペン・ウォレン ―『ジョン・ブラウン伝』を中心に(小谷 耕二)
3. ジョン・ブラウンの「動く砦」 ―記憶の変遷とその展示を巡って(落合 明子)
4. ジョン・ブラウンと九・一一後のテロリズム(竹内 勝徳)
5. お玉杓子はジョン・ブラウンの子 ―替え歌としての「ジョン・ブラウンの屍」(平尾 吉直)
コラム4 ジョン・ブラウンを思い出すこと ―元奴隷の証言によるジョン・ブラウン(峯 真依子)
コラム5 ジェイムズ・マクブライド『グッド・ロード・バード』―二〇一三年度全米図書賞受賞(長岡 真吾)
あとがき(高橋 勤)
ジョン・ブラウン年表(清水 菜穂)
索引
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