「謎はすべて解けました。これは――奇蹟です。」
この傑作を読まずして、今年のミステリは語れない!
かつて、カルト宗教団体が首を斬り落とす集団自殺を行った。
その十数年後、唯一の生き残りの少女は事件の謎を解くために、
青髪の探偵・上苙丞(うえおろじょう)と相棒のフーリンのもとを訪れる。
彼女の中に眠る、不可思議な記憶。
それは、ともに暮らした少年が首を切り落とされながらも、
少女の命を守るため、彼女を抱きかかえ運んだ、というものだった――。
首なし聖人の伝説を彷彿とさせる、その奇跡の正体とは……!?
探偵は、奇蹟がこの世に存在することを証明するため、
すべてのトリックが不成立であることを立証する!!
ISBN:9784062990554 C0293 |
そのかのうせいはすでにかんがえた その可能性はすでに考えた |
定価(税込) : ¥990 |
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著作者よみ : | いのうえ まぎ |
著者名 : | 井上 真偽 著【著書を検索】 | |
出版社 : |
講談社
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発売日 : | 2015年9月10日 | |
ジャンル : | 小説 | |
判型新書/256頁 |
著者略歴
東京大学卒業。神奈川県出身。『恋と禁忌の述語論理』で第51回メフィスト賞を受賞。本作が二作目となる。![]() |