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ISBN:9784764711044 C3097

げんだいいぎりすぶんがくとばしょのいどう

現代イギリス文学と場所の移動

定価(税込) : ¥3,080
表紙 著作者よみ : にじゅっせいきえいぶんがくけんきゅうかい 
著者名 : 20世紀英文学研究会 編著書を検索
出版社 : 金星堂 近刊を見る】【新刊を見る】 【出版社web
発売日 : 2010年7月20日
ジャンル : イギリス文学研究
判型B6/243頁
20世紀英文学研究シリーズの第9巻。本書は、「場所の移動」という視点から作家と作品を論じた8篇からなる。これらを総括する序論に加え、巻末には、扱った作品の概観と作家紹介を用意し、はじめて接する読者にも配慮した。

目次

序論
 コロニアル/ポストコロニアルの英語圏文学とアイデンティティ        立石弘道
第一部 二〇世紀前半
 ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』
  ―レオポルド・ブルームの放浪の背景                    結城英雄
 ラムゼイ家の別荘はなぜスカイ島にあるのか
  ―V・ウルフ『灯台へ』                          岡谷慶子
 作家ジョージ・オーウェルの出発
  ―『パリとロンドンに落ちぶれて』と『ビルマの日々』           田中英史
 南米の密林で読み聞かせるディケンズ
  ―イーヴリン・ウォーの『一握の塵』                    山田麻里
第二部 二〇世紀後半
 女が帝都を歩くとき
  ―ジーン・リース『真夜中よ、おはよう』論                 小林英里
 ウィルソン・ハリスの「詐術的リアリズム」
  ―『ソロー・ヒルの復活』を読む                      大熊昭信
 V・S・ナイポールの『イスラム紀行』
  ―イスラム批判の軌跡                           倉持三郎
 英国の応接間から大西洋に漂う筏まで
  ―キャリル・フィリップスの『奇妙な果実』における移動と「故郷」の関係  溝口昭子
各作品概観
作家紹介

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