人を裁く立場にありながら自分の過去の罪の記憶にさいなまれるという皮肉な設定の『裁判官』、カフカ的な趣きを感じるサスペンスの『被害者』、デスノートを彷彿とさせる超自然的なサイコキラーが国家元首に上りつめる『殺人者』の三部作。
映画監督のフェデリーコ・フェッリーニは「僕が思うに、これは映画化にもってこいの実に魅力的な物語だよ」という言葉を寄せている。
ISBN:9784903439075 C0097 |
つみのすがた 罪のスガタ |
定価(税込) : ¥1,540 |
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著作者よみ : | しるばぁーの あごすてぃ |
著者名 : | シルヴァーノ・アゴスティ 著【著書を検索】 | |
野村雅夫 訳【著書を検索】 | ||
出版社 : |
シーライト パブリッシング
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発売日 : | 2009年11月30日 | |
ジャンル : | その他諸外国現代文学 | |
判型四六判/160頁 |
目次
裁判官被害者
殺人犯
著者略歴
作家、映画監督。1938 年、イタリア北部、ブレーシャ生まれ。国立映画学校監督コースを首席で卒業し、モスクワ国立映画学校に留学。その後、ローマで映画制作に取り組み、問題作を次々と発表する。代表作は『カーネーションの卵』など。作家としての評価も高く、日本語に訳された作品に『1日3時間しか働かない国』(マガジンハウス)がある。著者からのコメント
「人はだれでも、裁判官、被害者、殺人犯になりたいという告白しがたい欲望を抱えている。それは、不幸という病の症状である」編集者からのコメント
人間が本質的に抱える矛盾 そこから生まれる罪のスガタを浮かび上がらせる イタリアの知られざる巨匠 作家・映画監督アゴスティの話題作!![]() |